小野田志穂side。



とうとう放課後が来てしまった……!


翔太は、先生に呼び出されて職員室だから、教室に残る事にした。


…本当に告白しちゃうんだ、私…。


1人だけの静かな教室には
私の唾を飲み込むゴクリ
という音もやけに響く。


ピロリン♪

びくぅっ!


「なんだ…桜南からか…。
びっくりしたぁ…」

心臓がドッドッドッと音を立たせる。

ゆっくりとスマホをポケットから取り出して

桜南からのLINEを確認する。