「よーし、じゃーー…「志穂。」」 私の名前を呼ぶ低く心地よいこの声って、…… 「…翔…太?」 「わーぉ。私は自分の席戻ってるねー」 バシぃっ!!と翔太を背中を叩いて桜南は戻っていった。 「いって……。あいつ… 今日、一緒に帰るぞ。」 いきなりですかぃ、翔太さん。 「うっー… 」 ピロリン♪と携帯が鳴って返事が途切れた。 「あっ…」 「じゃ、後でな。逃げんなよ。」 すぐに踵を返して席に戻る翔太。 どんな姿もかっこいい…////