春。 入学式の日。

in教室

先生 「えぇ、私が担任をするこの百合高校のSクラスは、合格者のなかから男女各20人ずつ上から順に入れる名誉あるクラスである。…………。………………。」

へぇ、知らなかったなぁ、まぁ、美月になんでもやってもらっちゃったし、仕方ないかぁ。

てか、美月と席離れちゃったなぁ。ショック。

取り合えず、回りの人と仲良くなろ~✨

先生 「では、取り合えず、廊下に並んでください。入学式のため体育館に行きます。」



in体育館

校長先生 「…………………………………。…………。…………。」

司会 「……。次に、生徒会長 中川 海音 (なかがわ かいと) さんお願いします。」

海音 「…………。………………。」

海音先輩はさすがだなぁ、あんな人と付き合ってたなんて信じられない。
追いかけてきたなんて言えないし。
取り合えず、生徒会に絶対入るぞ!



in 教室

美月 「海音先輩いたね!」

玲奈 「うん!絶対に生徒会に入らなくちゃっ」

美月 「うちも一緒に入りたいなぁ、お邪魔?」

玲奈 「全然!逆に助かる!」

美月 「よかった!全面協力するよ!」

玲奈 「ありがとうございます!」

美月 「ところで、友達出来た?」

玲奈 「もちろん!莉央(りお)ちゃんと、汐莉(しおり)ちゃんと、麗華(れいか)ちゃんと、悠希(ゆうき)くんと、亮太(りょうた)君と…………。」

美月「よかったぁ、まぁ玲奈なら、大丈夫だと思ってたけど!んじゃ、取り合えず、今日は、帰るか!」

玲奈 「うん!」