「あのさ…」
なんで?なんで?
目の前には北村くん。
練習着で冬なのに汗をかいている。
「あ、あの。もう、いいの。」
先に口を開いたのは私。
「え?」
「き、北村くん迷惑だったでしょ?」
「あ、あぁ。」
平常心を保とうとするけど震える声
「ごめん。」
北村くんは小さな声でそう言った。
何に対してのごめんなの?
どーゆー意味?
聞きたいけど聞けない。
「俺。お前と関わりたくない。」
「え…」
「噂とか、クラスのヤツに騒がれるのも嫌だし。もう関わらないでくれ。」
私そこまで北村くんと関わってないけど…
なんでこんなこと言われなきゃいけないんだろう。
「…うん。ごめんね。」
ほんとは悔しくて言い返したくて
それでも北村くんの事が好きだから嫌われたくなくて何も言えない。
もうとっくに嫌われてるのにね。
北村くんの前なのに涙が止まらなかった。

