「はぁ…」
走って部室近くの自販機まできた。
誰もいないみたいで安心。
また逃げちゃったよ。
北村くんとこれ以上関わりたくないもん。
好きが募って…
諦めなくちゃいけないのにね。
「んじゃ、これお前のおごりなー」
「いや…意味分かんねぇわw」
誰かの声に振り向く。
野球部…
涙を拭いて平然とする。
「あれ?田島さん?」
同じクラスの佐藤くんだ。
クラスの男子とはあまり話さないし特に野球部とは関わらないから初めて話しかけられた。
「おつかれ!」
「あ。お疲れ様」
「田島さん!じゃーねー!」
そう言って自転車を走らせる佐藤くん
あぁ。よかった。
泣いてるのバレなくて。
そうホットしてると
一番会いたくない人が来た。

