「さむっ…」
部活終わりの真っ暗な放課後の校舎前。
ただ1人で座り込み待っていた。
ーザッザッザ
足音に期待して顔をあげる。
「どーした?」
「あっ。友達待ってるだけなんで」
「そーか気をつけてな」
先生かよ…
これ何回目だろ…
『北村!?くるわけないって』
『来ても絶対無言だよねw』
友達に言われた言葉を思い出す。
7時40分…ケータイをみてため息が
北村くん…来ないのかな
もう帰ろう
そう思い立ち上がろうとすると
「こんばんは…」
部活が終わって制服姿の北村くんが…
信じられない…
「あっ。部活で疲れてるのにごめんね」
「うん。」
「前から気になっててさ…でも接点ないじゃん?それに今日私部活なかったから呼び出しちゃったんだ。」
「あ。うん。」
「もしよかったらline交換してもらえますか?」
顔が自然と熱くなる。
ライトに照らされた北村くんの顔も赤く見える。
「あ。全然いいっすよ」
「え!?ほんとに!?」
「俺がQR出せばいい…かな?」
「あっ。うん!」
まさか北村くんがこんなこと言ってくれるとは思ってもいなくて…
嬉しさにニヤけてしまう。
「あwきた!ありがと」
「いえいえ」
「…」
何話したらいいのか分からず無言になる。
「あ。部活頑張ってね!」
「ありがと!」
「んじゃ、俺行くわ」
そう一言残し北村くんは自転車置き場に帰って行った。
『ヒュー!ヒュー!』
『きたむらっ♪』
遠くから聞こえるサッカー部の声
星が綺麗に見える帰り道。
1人青春気分でニヤニヤしちゃうw

