おれんじりぼん


「てか俺!良いことしに来たんだもん」

はるかと言い合っていた橘くんが急に私の方を見て言った。

「え…なに?」

「田島彼氏いたことあんの?」

「な、な、ないよ!」

「だよなw」

「ちょっと橘!それがなによ?」

はるかが聞き返す。

「ならコイツと付き合えばいいじゃん」

そう言って橘くんは隣にいた小林くんを指指した。

「はっ?俺!?」

さすがの小林くんもびっくりしてる。

「はぁー?意味わかんないんだけど。なんでふうが小林なんかと付き合うわけ?」

「うっせーよ。はるかは黙れ!そんで、田島!この考えよくね?」

「え…」

いやいや。
私は恋がしたい…北村くんを忘れてたいだけなのになんで小林くんと!?

「小林はいいよなー?」

「おい橘!何言ってんだよ!」

「た、橘くん…あの私…別に彼氏が欲しいって訳じゃないからさ!」

「でも恋したいんだろ?ならいいじゃんー!小林だって彼女ほしいって言ってたし!」

「それは、女子がうっさいからだよ!別に彼女ほしいとかちげーし!!」

負けずに言い返す小林くん。
女子にすごい人気だもんね。

「田島!こいつサッカー部エースだそ?」

「ちょっと橘!いい加減にしなさいよ!」

はるかが口をはさむ。

「小林も!ふうがかわいそうじゃないの」

「そーだよな。橘!田島嫌がってるしこーゆのやめよーぜ。」

「おう…ごめん調子乗った」

「う、うん。大丈夫だよ!2人ともありがとね!」

私はとりあえず明るくふるまった。