彼の顔を両手で挟んだまま、私は彼の唇に、自分のそれを一瞬重ねた。 ロイルが大きく目を見開く。 私はべ、と舌を出すと、微笑んだ。 「私だって、ロイルのこと大好きよ!」 ロイルは、呆然としていたと思ったら、ボボボッとその顔が赤くなっていった。 新しい顔、新発見! これからも、ロイルのいろんな顔、見てたいな。 あなたの隣で。 ロイル、大好き! ────END