気付けば、あたしは千の腕の中にいた。
「見ないでっ・・・・・・!」
「・・・・・・なんで?」
「あたし、似合わない、から」
式だから、とさっきの女の人にすごくメイクされちゃうし、なんかこのウエディングドレス、肩とかめっちゃスースーするし・・・・・・。
恥ずかしいよ・・・・・・。
すると千は、あたしの身体を回して向き合うようにさせた。
顔を上げれば、千の顔があって、金の瞳と視線がぶつかる。
そして、コツリと額を合わせた。
ドキリ、と心臓が大きく跳ねる。
「それ・・・・・・」
「え?」
「似合ってる、キレイだよ、すずか」
涙が溢れそうになる。
あんなに自信がなかったのに、千に一言言われただけで、こんなにも自信が持てるんだ。
ニコッと千はキレイな笑みを浮かべて、顔を近づけた。
わわわっ!
そんな、ここで・・・・・・?
慌ててギュッと、目をつむる。

![あたし、『魔女』として魔界に召喚されちゃったんですが。[2]](https://www.no-ichigo.jp/img/member/684618/kvlyibwqof-thumb.jpg)

