「早く受け取りゃいいんだよ!!」 その男の人は、声を荒げ、さらにこちらに身を乗り出す。 カウンターを挟んでいるとはいえ、その距離はあと15cmほど。 ヤダ・・・・・・。 この男の人が凄く怖く感じる。 あんなに魔物とかは大丈夫だったのに。 自分から、突っ込んでいけたのに。 今では、魔物の方がまだマシだ、と思っている自分がいる。