「・・・・・・チッ」 ・・・・・・今、舌打ちした?この人。 というか、本当にメールアドレス聞かれたりするんだ・・・・・・。 なんか、怖い・・・・・・。 「素直に受け取りゃいいのに」 ──ドン! 「ッッ!」 そういうと、男の人はカウンターを強く叩いた。 思わず、身体がビクリと揺れる。 その出来事に、周りの客が、何事だと静まり返ってこちらをみた。 「すずかちゃん?」 莉緒も、不安そうな顔でこちらを見つめる。