はぁ。 家への帰り道。 夕日が茜色に染まって、町自体も染めている。 ムダに走って帰ってきたあたしは、大きく溜め息をついた。 ん~、どうしよう。 また聞かれたら、そのときこそ、返事に困ってしまう。 そのとき、ふんわりと肩に重みを感じた。