クレームの女王

ぼろぼろになった麗華は
まだ祐樹を探していた。


かすかに手を動かし
祐樹の方に手を向ける。


「祐樹…………祐樹………


ありがとう。


こんな妖怪になってしまった私を………


殺してくれてありがとう」