だけどブラジャーで顔を覆われたとき、 それが妄想で、このブラジャーが現実だと思い知るのである。 箸矢の視界は、ブラジャーで覆われ真っ暗になった。 何せ顔しか無い。手が無いのでブラジャーをどかせない。 しかし箸矢は気づく。 よく考えれば今、自分の顔にへばりついているのは、クラス一の人気者であり、自分の片想いの相手の脱ぎたてのブラジャーである。 何でこの神宝をどかす必要がある? 鼻を思い切り吸い込む。 しかし、鼻炎であるために鼻水が逆流し、匂いを楽しむどころか呼吸困難になる始末。