私達は学校を抜けたあと近くの公園に来た 佑梨が私の手を握っててくれるから、涙は止まってた 「佑梨……あの噂嘘だよ…… 私相沢くんと佑梨が一緒にご飯食べてるって聞いて、驚いてむせただけなの……」 私は佑梨の手をぎゅっと握り返した たとえクラスの人達が信じてくれなくても、佑梨にだけは信じてほしかった 「信じて……」 私の声は思いの他かすれていた