相沢くんはこの間の教室の時みたいに目をそらさなかった 




「ごめんな」




なんのことかわからず首をかしげる私




「あ!希衣ちゃん、カズくん!私こっちだから、じゃあね!」




佑梨が手を振り曲がり角を曲がる




バイバイ、何て言える状況じゃない




相沢くんにまっすぐ見つめられて私の心臓はマラソンの後みたいだ