言わなきゃ、言わなきゃって思うのに生まれながらの喘息も邪魔しうまく話せない




「ハァハァ……ッハァ……ゴホゴホッ……」




「ちょ、希衣!普通じゃねーぞ!?」




相沢くんが履きかけの靴をそのままに私の肩を支えてくれる




「ごめっ……ごめっ、ん……

ぜ、ん息が……ハァハァ」