魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?

 そして、その影がジョーカーたちを襲おうとしたその瞬間。
 あたりが一瞬で眩しい閃光に包まれる。

「ああん?
 なんなんだ?おまえ」

 ジャキの黒い機体が動きを止める。
 ジルたちは、ゆっくりと一気のフェアリーの方を見る。

「どうしておまえらが影一族の技を使える?」

「質問してるのはこっちだっつーの」

 ジャキは、そう言ってフェアリー・ドールで駆ける。

「なぁ、この声ってもしかして……」

 焔が、声を上げる。
 するとシエラが嬉しそうにうなずく。

「うん。
 この声、間違いない!座来栖くんよ!」

「座来栖……
 生きていたんだな」

 焔が、そう言うと座来栖が焔の方を見る。

「おまえたちも無事そうで何よりだ。
 だが、今はそんなことよりも……」

 座来栖は、そう言って銃口をジャキの黒い機体に向ける。

「ひゃは!このステルス・ツーのスピードとこの銃火器があればお前らの攻撃なんて――」

 ジャキは、そう言って素早い動きで移動する。

「ステルス・ツー。
 それが、おまえの機体か……」

 座来栖が、そう言って地面に手を当てる。

「なんの真似だ土下座でもするのかよ?」

 ジルが、そう言って笑った。