魔王の娘が勇者になりたいって変ですか?

 万桜たちは、そのまま喫茶失恋へと向かった。

「いらっしゃい。
 おや?今日は見かけないお客さんもいるようですね」

 マスターが、そう言うと万桜が答える。

「えっと、アンゲロスとスタンレイのメンバーの方です」

「そうです……
 合流したとは聞いていましたが……
 若い子もいるのですね。
 そうですね、万桜さんのお友達なのなら何かサービスしましょう」

 マスターが、そう言うとタナトスが声を出す。

「パフェ……」

「うん?」

 マスターが首を傾げる。

「サービス……
 パフェがいいです」

 タナトスが、そう言って照れる。

「パフェですか?
 お嬢さんは、どんなパフェがご好みですか?」

「一番好きなのは、マクベスバーガーのミックスバナナパフェDXサンドパラダイススペシャル……」

「わかりました。
 さすがにマクベスには敵いませんが、それ相応のパフェをご馳走しましょう」

 マスターは、そう言って笑った。

「ありがとう。
 楽しみにしてます」

 タナトスも笑う。

「じゃ、私は火鼠のステーキでももらおうかしら?」

 プレゲトンが、そう言って笑う。

「火鼠?プレさん、鼠食べるの?」

 丹歌がそう言って首を傾げる。

「あら、意外とイケるのよ?」

「すみません。
 ここ喫茶店なので火鼠は取り扱ってないのです」

「あら、それは残念」

 プレゲトンが、ニッコリと笑う。

「プレさん、もしかして火鼠がないとわかって注文した?」

 丹歌が、そう言うとプレゲトンが笑う。

「さぁ?
 私、喫茶店とか滅多に来ないのからわからないわ。
 ただマクベスバーガーになら火鼠のステーキのハンバーガーが置いてるわね」

「マクベスバーガーと比べないでくださいよ」

 マスターが苦笑いを浮かべた。