5人は何か感じるものがあったのだろう。



 あえてメニューから目を離さず、下を向いたまま。





―――ま、まさか?!


 いやな予感が5人を襲う。



 恐る恐る顔を上げた彼女たち。




 お客さんたちは皆、通りに面した大窓に釘付けとなっている。




 ママさんたちも他のお客さん同様に、店の大窓にゆっくりと目をやった。