~真璃side~ 想いが通じた。 恥ずかしかったけれど、嬉しかった。 あの後、海翔くんが 「家まで送ってく」 と言ってくれて、帰ることになった。 「せとう.....じゃなくて、真璃」 顔が赤くなってしまう。 今まで名前で呼んでくれた人なんて、家族くらいだった。 同じくらいの男の子に言われたのが嬉しくて、すぐに照れてしまった。