後輩幼なじみ


それから月日が経ち、あっという間に卒業式になった。
その間、わたしは好きな人を作る気力もなく、一人で悩んでた。
その時聞いた噂、、、

『岡田龍矢と岩本環七が付き合ってる』

そっか、そうだったんだね。龍矢くんはわたしよりも岩本さんがよかったんだね。わたしは耐えたのに、痛い暴力にも耐えたのに。

『あの二人、学年違うのに、すごい仲良いよね』

『学年、いや学校公認のカップルだよ。なんせ、美男美女だし』

『わかる!ってかこの前、校門のところでキスしてたよ!しかも~、、、
 長いやつ!』

『キャー!マジで?ラブラブじゃん!うらやましい~!!』

わたしは思わず耳を塞いだ。それからその場にしゃがみ込んだ。
あ~あ、何がいけなかったんだろ?龍矢くん言ってたよね?キスした時、

『若菜、大好き。一生離さないから』

って、、、。そういう自分が離れてるし。

それから、何事も無かったかのように、卒業式がはじまった。

わたしは龍矢くんに会わないまま、中学校を卒業していった。