去年は、学校を休みがちで…体が弱いとも思われていたけど…実際は、彼女に呼ばれ、ずっとそばにいたのだ。

彼女と別れてから、休んだことはないが、

あまりにも去年の印象が強すぎたのか…今だに、体育の授業は優遇されていた。

女の子のように、目が大きく…かわいい(らしい)俺は、クラスの女からは、守ってあげたい存在らしかった。

「お前は…女に人気があるからと言って…」

童貞で、耳年増とある正利から、何をきかされても…勉強になることはない。

逆に教えてあげたくなるときもあったが…彼女のことを話すみたいで、いやだった。