でも私は、正直物語が書ければ他はどうでもいいから、そんなことは気にもしていない。 今も一人、図書室で、私は物語を考えている。 ちなみに、今書いているのは、先輩と後輩が織り成すラブストーリー。 ベタだけど、こういう話を書くのは好き。 どうせ地味な私には、一生現実の恋はできやしないんだから……。 やや自虐的な考えに駆られながら、私は物語の続きを考えた。