「洋介君!!」
「そんなに走ってこなくても・・・転んじゃうよ?」
「大丈夫!それよりも、早く会いたかったから。」
「でも、本当に付き合ってくれるって言ってくれたときは嬉しかったな~。あの時は、逃げられちゃったし。」
「ごめんね。初めてだったから緊張しちゃって。」
あれから、洋介君と付き合うようになって三ヶ月がたった。
あの人とは、相変わらず仲直りはしてない。
おもに私が怒ってるんだけど・・・
それでも、あの人と仲直りしようなんて思っていない。
「今日はどうしようか?」
「ねえ、私の家に行かない?」
「桔梗の?」
「うん。」
「でも、お父さんいるんでしょ?行っても怒られないかな~・・・」
「大丈夫!今日は、遅番だからいないの。」
「えっ!?・・・・・・・」
「なあに、その間。もしかして変なこと考えてる?」
「そ、そんなことないよ!」
そういった洋介君の声は裏返っていた。
本当に考えていないんだろうけど、その反応がかわいくてついついいじめてしまう。