「すっごい面白かった!」
「喜んでもらえてよかったよ。」
あれから洋介君は映画に連れてきてくれた。
でも、それはすごい人気なやつで毎回席がほとんど空いてないやつだった。
「でも、あんな良い席いつからとってたの?」
「桔梗ちゃんが前に好きだって言ってたから、実は結構前からとってたんだ。」
「そうだったんだ。」
「まあ、とれるとは思わなかったんだけど…それでも…」
「ん?なに?」
「…桔梗ちゃんのこと…気になってて。これ頑張ってとったら、僕のこと見てくれるかなって。」
「え?!」
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