「胡桃………ごめん……」 私は慌てて梨々香を抱きしめた。 「ごめん、今のは八つ当たり。ほんと、ごめん。」 私は梨々香を離して、目をみつめた。 「ほんとは、今でもどうしていいか分からないの。 右手が二度と動かないって言われて頭がついていけなかった。 今でも認めたくない。 この先、私はどうなるの? 利き手が動かない人生なんて、いいことないじゃん!」