今は5限目。 「ねぇ、胡桃。桜井くんにアプローチしないの?」 突然梨々香が話しかけてきた。 今は授業中だから、小声だけど。 梨々香とは、席が前後なんだ。 「それなんだけど、桜井くんのこと、諦めることにした。」 梨々香はびっくりした顔で、 「はぁ!?」 と、なんともでかい声をだした。