「ごめん、私、帰る。」



私は逃げるようにして、桐沢くん押した。




普通の子なら、キュンキュンして顔を真っ赤にさせてただろうな。




だけど、私はドキドキすらしなかった。





人間は恐ろしい生き物だとおもってるから。