森田当麻の奇妙事件簿


「皆藤刑事はともかく、お前は忘れたのか?」

「何をです?」

優衣が目を丸くしてみせると、当麻があきれたようにため息を吐いた。

「依頼人の松谷香織の職業は?」

「たしか……、銀行員。あっ!」