「ちょっと、社長!?」 「おい、当麻!?」 当麻は大きく息を吸い込むと、海に潜っていった。 こんな雨の中、海に飛び込むなど、自殺行為だ。 「あいつ……。何してんだ」 皆藤が歯痒いのか、足を踏み鳴らした。 しばらくして、当麻がすこし離れた浅瀬の方で顔を出した。 手には何かを持っている。