「まあとにかく、あの畑中って子、多分あんたのライバルだよ。」 「え?ライバル?なんで?」 「いいから。とりあえず頑張ってね。」 そう言って肩をポンッとされた私。 ライバル?畑中さんが? いや、ないないないない!!!! ルックスだって私の完全不敗だし、第一何に対してライバルなんだ? 美生の言葉に対して考えてみるもののまったく検討がつかないので、私は疲れて考えるのをやめた。 私と畑中さんがライバルなんてありえっこない。 そう思っていた。