近くて遠い…

「ちょっときてー」

有田君からよばれた。

なんか田中君が後ろからついて来ているような気がしたけど。

まぁ無視、

着いたのは、誰もいない渡り廊下。

「俺ね、おまえが渡り廊下で1人で毎日おるのみて、さみしそうで、なんかきになって、そしたら偶然、塾同んなじになって、仲良くなって。
色々思い出あるけど、ずっとおまえが好きやった…




俺と付き合って下さい。」


何か夢かと思って、私は固まって、1分くらい動けなかった。

「はい」

私には、その答えしか頭になかった。

あんなに
隠すのがんばったのに。