ーーーー ーー 進路指導室に入るなり、和成くんは困ったように笑って、話しかけてくれた。 「せんぱーい?つきましたよ?」 「ん。ごめん。」 「大丈夫です!その、さっきの話なんですけどー…その、俺は可愛くない性格なんて思ってませんよ? その、むしろ、可愛いと思います。」 ー…え。 「でも、素直じゃないし…」 「ベットの中では素直ですよ?」 「年上なのに、頼りないし、可愛げない」 「守りたいと思います。」