《後悔すんな!》


2人は仲良く話してた。
七瀬、元気そうでなによりだ。

七瀬『どうしたの?こんな時間に。』

浮かない顔の俺の気持ちを察したのか、
晃は、

晃『……若菜か?』


七瀬『若菜ちゃんがどうしたの?!』


俺はすべてを2人に話た。

晃『お前さぁー!本当に若菜のこと好きなのか?』

飛雄馬『当たり前だろ?』


晃『だったら、なんで自分で守ってやろうとか思わねぇの?
俺はな、七瀬を守れなくてすげぇ後悔したよ?お前はそれを見てただろ?
俺じゃ守れねぇとか、甘ったるいこと言ってんじゃねぇよ。
本気で恋してんだろ?だったら後悔すんな!』


七瀬『あのね。晃の言いたいことも、飛雄馬の言いたいことも、わかるよ?
だけどね、女の子にとっては、ちゃんと、全部話してほしいと思うよ?
一人で抱え込んでほしくないって、きっとそう思ってるよ。
まだ大丈夫。間に合うよ。しっかり想い伝えてこいっ!』


飛雄馬『……ごめん。ありがとう。
なんで…なのかな。わっかんねぇよ。
俺、あいつを失うの怖い。』


晃『男だろぉー。泣くなよぉ〜。
もらい泣きすっからぁ〜。』


七瀬『っこのバカ。いいこと言ったと思ったのに。まったく。しめが悪いわー。
まぁでも。大丈夫よ。怖がってばかりいないで、直球に行きなさい。』


2人にお礼を言って、とにかく家に向かった。夜遅いし、若菜も迷惑だから明日言うことにする。