君と私の5年間。

ここまで来ても、あとは送るだけなのに弱音を吐いてしまう。

それは多分、文を送ることで奏人との何らかの関係が変わってしまうから。

関係の変化は私にとって一番怖いこと。

壊れるくらいなら、初めからこのままでいたい。

だけど、『告白する』という選択肢を選んでしまった私に残されているのは、その文を送ることしかなくて。

......迷ってても仕方ない。いつかは言わなきゃいけないことだし、遅いか早いかだ、と心を決めた。

「......っ!」

.....固く目をつぶり、送信ボタンを押した。

だけどなかなか既読はつかない。