どれだけ病もうと、どれだけ悲しくなろうと、分かってくれる、助けてくれる、慰めてくれる異性の存在。

それは、純粋に支え合いたい、愛し愛されたいっていう感情で。

だけど、まだ中学校2年生のわたしたちは、未熟で、何もわかってなくて。

'''ニセコイビト'''はザラにいた。

周りがリア充だから、私もなりたい。

別に好きじゃないけど、付き合ってみたい。

そんな、あまーい蜜にたかる私達はなんとも無様だった。

私だって、なれるのならなりたくて、ほかの誰かと大差なかった。

......だから。嘘をついた。