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「10日連続出勤。サービス残業。無理しすぎでしょう?それに最近はめっきり、俺と会ってくれないし」

私の背中に『の』の字を書き始める彼。
流石に可哀想かと、寝癖直しながら向き合った。

「仕事が忙しいんですよ。あなただって、社会人なんですから、サービス残業の一つや二つや三つや……終わらない書類の山、死んだようにタイピングする同僚、八つ当たり気味に怒鳴る上司、休み返上、休日出勤からのサービス残業、休日にも会社からの電話、出られるように常にスマホ身につけ、ノルマ、今月のノルマ、ノルマのる、のろ、呪われろおおおぉ!」

「とりあえず、落ち着こうか」


※彼女は、ある特殊な病気にかかっているようです。