そのキスはお互いを求めるような激しいキスに変わっていった。





「祐〜…っ…ぅ…っ…」






祐が大好きすぎて




祐のことが久しぶりすぎて





こんなことは夢にも思ってなくて





でも夢じゃない…






まだ、祐は私を思ってくれてるって、信じていいんだよね…⁇






子供のように泣きじゃくる私をあやす祐。





一定のリズムで背中を叩かれ、私はだんだんと落ち着きを戻していった。






「私…祐に、言わなきゃ…っ」






祐に伝えなきゃいけないことがある…




私は、双子の女の子を産んだこと、その女の子の1人が咲華だということを伝えた。






「ウソ…だろ…?」





「祐、ごめんね…」






びっくりするのは当たり前だよね。





いきなり、自分が父親だって言われるんだもん。




それに、前に自分の子供と撮影したなんて…





「もう謝んなって…ありがとな?」






ありがとう…?





なんで、ありがとうなの?





私は、悪いことをしたのに…?





「な…んで…?」




「いや、なんもねぇよ」





びっくりしてる私の顔を見て、クスッと笑う祐。





なんも、ないのか…





そっか…




でも、よかった…





久しぶりの祐だ…





私はもう一度、祐に抱きついた。





そして顔を見合わせて笑った。





泣き顔でボロボロの私を見て、祐は優しく笑っていた。





これが、運命なのかな…





1度目の出会いは、偶然で…




2度目の出会いは、運命で…





私は、この運命を信じていいのかな…?





この幸せ、手にとってもいいのかな?





私の心にあいた穴が、やっと祐によって塞がれた。





私に一番必要なのは、祐なんだよ…