家に帰るとお父さんとお母さんが座っていた 「ただいま」 上に行こうとしたらお母さんに止められた 2人とも深刻そうな顔をしている 「なに?どうしたの?」 「お父さん…転勤になっちゃった」 転勤… ちょうどいいや 都合がいい だってもう合わなくていいんだもん 誰も私のこと知らない所で新しい生活ができるんだもん 「どこに?」 「東京…」 「いつ行くの?」 「来月からなの。大丈夫?」 「大丈夫だよ」 なんか逆にワクワクしてきた 早く来月にならないかな そんなことばかり考えてた