次の日、早速授業が始まる。




四之宮くんの登校はやっぱりギリギリで、休み時間には相変わらず女の子に囲まれている。







…なんか、凄い人だな。





私がこんなに四之宮くんを気にするのには理由があって…





「ゆーきっ!早速、今日委員会の集まりあるって言ってたけど…平気?」



沙織の言葉に、力なく頷く。




「くじ引きとはいえ、まさかあの四之宮くんと同じ委員会になっちゃうとはね〜!」




沙織はケラケラ笑っている。



笑い事じゃないよ〜っ。





そうなんです、昨日の委員会決めで
私はまさかの四之宮くんと同じ委員会になり…



しかもそれが週に1回昼休みに当番がある、図書委員という!!!






悲劇!!!






けどまあ、無口な人みたいだし、
丁度良かったかも。