バタンと音がして
密室になったのと同時に
繋がれていた手が離れる。






それが…寂しい、なんて
やっぱ私おかしいなあ…。







振り返った四之宮くんと目が合う。





助けて…くれたんだよね?
ありがとう。

その気持ちをこめてお辞儀する。




「…別に、いいけど。
嫌なら…否定くらいすれば?」





な、なんか怒ってる!?





驚いて頭を上げるけど、
表情からは何も読み取れない。



「……怒ってますか?四之宮くん。」






その言葉をきいた四之宮くんが
驚いたように目を見開いた。





けど、無言。




そのままゆっくり目を閉じた。




顎に手を当ててるってことは、
何か考えてるのかな…?





まあ、いいか。待とう。







「……うん。怒ってる、これ。」




なんか他人事のように言う四之宮くん。






えっと、怒ってる…んだよね?
見た目はとっても冷静だけど、
怒ってるんだよね?




言動が一致しない四之宮くん…
やばい、なんか面白くなってきた!




「…何笑ってんの?」



あ、やばい、顔に出てたのかっ!

と思ったその時
一限の始まりのチャイムが鳴る。



私はびっくりしてとっさに
スピーカーの方を見た。