一気に教室が静まるのがわかる。
「何、四之宮。お前らそんな仲?」
軽く挑発したような森崎くんの声に
誰もが耳を傾けている。
てか、誤解されてるよこれ!
助けを求めるように
四之宮くんを見ると、
やっぱりポーカーフェイスで。
「……悪い?」
その一言で周りはざわつき始める。
女の子の悲鳴も聞こえるし…!
「え…っと四之宮くん…?」
目を丸くして問いかける私の手を
四之宮くんが掴んで
教室の外に連れていかれる。
なんなのこれ〜〜っ!!!
何が起こってるのよ今!!!!
何も言わずに四之宮くんに
引っ張られてるけど
頭の中は超パニック。
ふと、四之宮くんの足が止まった。
図書室に来たのか…。
あたしの手を掴んだまま
中に人がいないのを確認した彼は
静かにドアをあけた。
