月曜日の朝
登校して席に座ると既に後ろで沙織と鈴原くんが仲良く話していた。
いいな、なんかいい雰囲気じゃんっ!
さすがに露骨にじっと見ることはできないので窓の外を見るふりをして
さりげなく横目で見る。
「それでさ、鈴原が…」
鈴原くんが沙織の言葉を遮るように
沙織の口元に人差し指を当てる。
「樹、って呼ぶ約束じゃん。」
わわわっ…///
なぜかあたしが赤くなってしまったっ!
それ以上に真っ赤になってる沙織。
か…可愛すぎるぅ〜…。
いつの間にそんな約束を!
ていうかそんな恋人みたいなやりとり…!
2人がくっつく日も遠くない、よね。
うらやましいなぁ…。
すき、かぁ。
そんな私の心のつぶやきと同じタイミングで教室のドアが開いて、
四之宮くんが入ってくる。
タイミングを計ったように鳴るチャイム。
相変わらずのギリギリだなぁ。
隣に座る前に目があって…
私が軽く頭を下げたのに対して四之宮くんがゆっくりと瞬きをする。
これがあたしたちの挨拶。
最近ずっとこうして挨拶をしてる。
その瞬間だけ秘密の空間が広がるみたいで、すごく嬉しいんだよね…。
