沙織の家のお風呂を上がったあたしは
髪をタオルで拭きながら沙織と談笑中。
「で、雪は今日昼休みに何があったのよ〜?」
ニヤニヤしながら聞いてくる沙織に
照れながら全ての事実を話した。
「ふーん。で、雪はそれでどう思ったわけ?あたし以外の人に自分の過去話すなんて初めて聞いた。」
たしかに。今まで心を許せたのは沙織だけで、自分から過去を話すなんて今考えても不思議だ。
「なんか、全部話せる気がして。
ていうか四之宮くんなら分かってくれる気がしたんだよね。」
「好きなんじゃない?」
「………。」
すき?
「好きなんじゃないの?」
「…………ええええええええ!」
好きって!?
二度繰り返されましても!
「……好きって何?
どうなれば好き、なのかなぁ?」
「難しい質問しないでよ!好きだ!って思ったら好きなの!」
「答えになってません沙織さん。」
「好きだと思えば好きなんだもんしょうがないじゃんか!」
「…じゃあ沙織は好きな人いるの?」
「……………。」
黙り込んじゃった。
「え、沙織?」
「………もう寝る?」
「いやいやいやいや!」
それは不自然すぎるよ。中田さん。
「………鈴原、が好き。」
「…………うそでしょ?」
「…本当に。なんか、あんなバカっぽいけどほんとは優しいし。」
顔真っ赤だ、沙織。
てかそしたら2人は両思いじゃんっ!!
「応援するよ、沙織!!
ぜっったいうまくいくから!!!」
数年に一度ってくらいのテンションで
沙織にしがみつく私。
「はぁ?なんの根拠があるのよ?」
まだ真っ赤なままの沙織が言う。
「とりあえずうまくいくんだって!!」
そのままその日の夜は沙織の恋バナを聞いて眠って、
私の気持ちの結論は出なかった。
