「そうかな?」
問い返す俺をじっと見つめた千波が手にしていたカップをひょうたん型のローテーブルにコトリと置いた。
「そうだよ。
シンタくんって、私のこと良く見てくれてるなーって思うもん。
シンタくんが私に言ってくれることは間違いないと思うし。
それって、私が欲しいと思っている答えをくれてるってことだよね?
良いことだけじゃなくて、必要な時はかなり厳しく叱ってくれたじゃん。
本当にお兄ちゃんみたいだったけど…」
そこまで言って俯いた千波はちょっと辛そうな顔をしていた。
でも、そのまましっかりした口調で話を続ける。
「だから、シンタくんが出してくれた答えをちゃんと聞く。
シンタくんが考えてくれたことなら、私キチンと受け止められると思う。
答えを聞かせて…?」

