1人で来ちゃダメって言ったのに。 あ、昼間だから良いのか? え?服は? 今日は目一杯のお洒落をしてきたつもりだけど、明日は自宅に戻るだけだからとロクな着替えを持ってきてない。 明日も同じ格好か!? わぁ……、どうしよう……。 階段の一番下の段で立ち止まり、髪を触ったり頬を触ったり。 挙動不審な私は、気持ち悪いことこの上ない。 そんな私に踊子さんは優しく微笑んで言ってくれた。 「よかったね、千波ちゃん。 最高のバースデープレゼントだね」