「え…」 先輩は、もう一度私を抱きしめた。 「俺は、去年からずっと、明日香ちゃんをみてた。 学年がちがうし、男子に人気あるし。 ほんとに不安だったけど、噂で、俺のことが好きって聞いて。 それ聞いて、ちゃんと告おうと思ったんだ」 先輩は、私のおでこに自分のおでこをくっつけた。