「....兄さん、あれ、なんだろう」 僕は街灯の下にある黒い塊を指さした。 じっと、その塊を見ていると少しだけ動いたように見えた 「....子供の忘れ物とかじゃないか?」 「違うと思う。今、少し動いた。」 僕は思わず走り出していった。 「リオ、急げ!馬車が来てる!!」 そんな兄さんの声が後ろから聞こえた