短編小説集 片恋



「千尋君も、こんにちは!!」


「えみちゃん、こんにちは。」



ひらひらと笑顔で手を振る千尋君に手を振りかえす。




「ねぇねぇ、えみちゃん!!


今日、一緒にすわんねぇ?」


「え、いいんですか?」



「うん、いいよいいよ!!


えみちゃん今日は一人?」



「あ、はい!!」



真尋君からのお誘い。
断りきれないっていうのもあるけれど、千尋君がいるから、そう思って一緒に座る。




四人掛けのボックス席。
隣には真尋君。
向かいには千尋君。



とてもドキドキした。





しばらく真尋君と話していると、千尋君がいつの間にか眠っていた。




すると、それに気が付いた真尋君が突然、耳打ちをしてくる。





「えみちゃん、あのね・・・」



「え・・・?」



その内容におもわずびっくりした。